引っ越し報告を年賀状でする時のマナーや注意点は?

 

冬に引っ越したので、
引っ越しの連絡と年賀状を兼ねて送りたい……。
そんな時、ありますよね。

 

引っ越し報告と年賀状をまとめる場合、どんなことに気をつければいいのかポイントを解説しました!

 

引っ越し報告を年賀状でやっていい!

 

 

引っ越し報告を年賀状でやることはマナー違反ではありません。
年末時点ではまだ引っ越しておらず、「年明けに引っ越します」という場合でも、
その報告は年賀状でしてもOKです。

 

ただし、条件があります。
それは引っ越しのタイミングが11月、12月か年明けに転居する時だけです。
10月以前に引っ越した場合は、引っ越し報告は転居した時に出し、年賀状は年賀状で出します。

 

なぜ10月以前はダメ?

 

なぜ10月以前の転居で年賀状と兼ねてはいけないかというと、
引っ越し報告は転居から1ヶ月以内に出すのがマナーだからです。

 

しかし、年末の準備で忙しい11月や12月に引っ越し報告を出してしまうと
受け取る側の手間が増えてしまうため、年賀状と兼ねてもOKになるわけです。

 

また、転送届の期日との兼ね合いもあります。
転居の報告がないと、年賀状を送る側は旧住所で年賀状を書きますよね?
すると郵便局で転送届に従って旧住所から新住所へ転送するわけですが、
この転送届は届けを出した時から3ヶ月間だけ有効なんです。
なので、10月以前に引っ越しをして転送届を出したとして、年末には期限が切れてしまいます。
そうすると年賀状が旧住所に送られてしまうわけです。

 

そういったトラブルを回避するためにも、
引っ越しが10月以前ならその時に引っ越し報告を出し、年賀状は年賀状で出しましょう。

 

引っ越し報告を年賀状で兼ねる時のポイントはココ!

 

 

引っ越し報告を兼ねるなら年賀状は写真入りで!

 

引っ越し報告を兼ねる時の年賀状のデザインは、イラスト入りのものよりも
リビングなどで家族が揃って映っている写真のほうがふさわしいでしょう。

 

年賀状に使える写真がなくてどうしてもという場合を除き、
干支のイラスト入りで端っこに「引っ越しました」と書いてあるより
家族写真が載った年賀状のほうが見やすく、わかりやすいものとなります。

 

仕事先の相手なら引っ越し報告と兼ねないほうがいい

 

上司や取引先の相手へ送る年賀状は、引っ越し報告と兼ねないほうがいいです。
このあたりのマナーは厳密には決まっていないので、
兼ねてしまったとしてもマナー違反になるかどうか微妙なところなのですが、
兼ねてしまうと「ついでか?」とあらぬ誤解を生んでしまうかもしれません。

 

なので、引っ越し報告は引っ越し報告で挨拶状として出し、
年賀状は年賀状として出したほうが誤解を避けられるのでおすすめです。

 

新住所はわかりやすく!

 

引っ越し報告と年賀状を兼ねる場合、はがきの文面は
「新年あけましておめでとうございます」から始まり、
どういった理由で引っ越したのかなど、色々と書くことがありますよね。

 

ゴチャゴチャとした文面になってしまって、新住所がわかりにくくなってしまっては本末転倒です。
新住所は挨拶の文章より一回り大きく書いたりするなど、ひと目でわかるような配置にしましょう。
とはいえ、「新住所はここです!」とペンやシールで派手に目立たせるのもそれはそれでマナー違反になってしまうので、
段落分けやデザインの配置などでわかりやすくシンプルなものに仕上げたほうがいいでしょう。

 

まとめ

 

  • 引っ越し報告と年賀状は兼ねてもいい。ただし11~12月に引っ越した場合のみ!
  • 10月以前の転居は、引っ越し報告と年賀状は分けて出すのがマナー
  • 引っ越し報告をするなら写真入りの年賀状を!
  • 上司や取引先の相手への年賀状は引っ越し報告と兼ねてはいけない
  • 新住所はわかりやすく、見やすいように配置する