上司宛ての年賀状の書き方のポイント!マナー違反にならないために!
会社の上司へ年賀状を送ろうとして、書き方に困りませんか?
失礼にならないようにしなければなりませんが、
「失礼にならない書き方やマナーがわからない……」と頭を抱えてしまいますよね。
そこで、上司宛ての年賀状の書き方のポイントをご紹介します!
上司宛ての年賀状の書き方のポイント解説!
ポイントその① 賀詞に注意!
賀詞とは、新年の挨拶の文章のことです。
年賀状の書き出しにあたる「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」、「迎春」といった言葉のことです。
この賀詞は、年賀状を送る相手が目上か目下かで使い分けなければなりません。
上司宛ての年賀状の場合、賀詞は「謹賀新年」や「謹んで初春のお慶びを申し上げます」といった
「謹(つつしむ)」という字が入った賀詞を選びましょう。
「迎春」などの2文字の賀詞や、「祝」といった漢字1文字だけの賀詞は
ごく親しい間柄や目下の相手へ送る年賀状の賀詞ですので
上司宛ての年賀状の賀詞に使うことはNGです。
ポイントその② 横書きよりは縦書きで!
上司宛ての年賀状は縦書きの方がよいです。
横書きはカジュアルな印象があるため、上司宛ての年賀状にはあまりふさわしくありません。
宛先や宛名がある表面は縦書きですし、
横書きより縦書きにして表と裏で揃えたほうがきっちりとして格式高い印象を与えます。
ポイントその③ カラーペンやシールは使わない!
オリジナル感を出すために、カラーペンやシールで飾り付けたくなりますが、
カラーペンやシールの使用はNGです。
上司宛ての年賀状は黒インクのペンで書くのがマナーであり
カラーペンやシールはカジュアルなものになるので、上司宛ての年賀状にはふさわしくありません。
余白が気になって一言書き添えたいのなら、黒インクのペンで書きましょう。
ポイントその④ 忌み言葉を使わない!
受験生に「落ちる」「滑る」といった言葉を使ってはいけないように、
年賀状にも使ってはいけないNGワードがあります。
それは、マイナスやネガティブな意味の漢字全般です。
「去る」「枯れる」「衰える」「破れる」「失う」「倒れる」「滅びる」などですね。
「去年はお世話になりました」とついつい書いてしまいたくなりますが、
「去る」という漢字はNGですので、「前年」「旧年」といった言葉に置き換えましょう。
上司宛ての年賀状の文例を紹介!
基本的な構成にならえばOK!
年賀状の基本的な構成は、
- 賀詞
- 旧年お世話になったお礼
- 今年も世話になることへのお願いや、自分の抱負など
- 相手の健康を願ったり、様子を気づかう言葉
- 日付、住所、自分の名前
というようになります。
この構成にならえば、年賀状の文面は完璧です。
例文としては、以下のようになります。
謹んで初春のお慶びを申し上げます。
昨年中は至らぬことの多い私を温かくご指導くださいまして心から感謝しております。
本年も全力を尽くして仕事に邁進いたしますのでご教示を賜りますようお願い申し上げます。
寒い日が続きますがご自愛ください。
令和2年1月1日 〇〇県〇〇市(中略) 〇〇
賀詞は重複に注意しましょう。
年賀状のデザインですでに「謹賀新年」と書かれている場合、
「謹んで初春のお慶びを申し上げます」といった賀詞で始めなくても大丈夫です。
「謹賀新年」でもうすでに今年のお祝いをしているので、
「謹んで~」と書いてしまうと、賀詞が重複してしまいます。
「謹賀新年 謹んで~」と文章を作ってしまうと、
「あけましておめでとうございます あけましておめでとうございます」と2回連続で言うようなものです。
まとめ
- 賀詞は「謹賀新年」。2文字や1文字の漢字の賀詞はNG
- 横書きよりは縦書きのほうがきっちりとして格式高い印象になる
- カラーペンやシールの使用はNG
- マイナスやネガティブな意味の漢字や忌み言葉を使わない