年賀状を連名で出す時はどうする?書き方とマナーを解説します!

 

年賀状を連名で出す時、どうしたらいいでしょう?
宛先でも差出人でも、夫婦の場合「〇〇様」と夫側だけ書くと
「奥さんの方は?」となんだかないがしろにしているように感じられてしまいますし、
子供がいたら、「子供は?」と仲間はずれ感がしますよね。

 

でも連名で書く場合はどうしたらいいでしょう?

 

宛先が連名の場合、差出人を連名で出す場合の2パターンで解説したいと思います!

 

年賀状を連名で出す時のマナー 宛先を連名で出す場合

 

 

宛先が夫婦の場合は連名で!

 

相手の夫婦ともに面識がある場合、宛先には夫婦連名で書くのがマナーです。
片方だけだと「自分は?」ともう片方をないがしろにしているように思われてしまいます。

 

もし片方だけしか面識がない場合でも、
今後知り合うかもしれないことを考えて連名にします。
順番は夫、妻、子供の順番にします。
奥さんだけに面識があっても、奥さんの方の名前を先に書くのはNGです。

 

連名にする場合、姓は世帯主だけにします。
山田太郎と花子の夫婦の場合、「山田 太郎様 花子様」というようになります。
姓はいちいち全部書かなくてもOKです。
書く時は

 

山田 太郎様
   花子様

 

と名前で揃えましょう。姓の部分を太郎と花子の中間に置かなくてもOKです。
「太郎様・花子様」と黒点で1行にまとめるのはマナー違反です。
また、「様」の部分を太郎と花子の中間に置いて「太郎様」「花子様」と兼ねさせるのもダメです。

 

子供がいる時の連名の書き方!

 

子供がいる場合も同様に、「花子様」以下に書いていきましょう。
子供が小さい場合、子供への宛名は「様」づけではなく「くん」「ちゃん」でもOKです。
目安として、小学校くらいなら「くん」「ちゃん」で、中学校以上で「様」にしておくといいでしょう。

 

名前は、1文字目を揃えます。
1文字だけの名前の場合、中間揃えにしてしまいがちですが、
中間揃えにはせず、1文字目の高さを揃えて書きます。

 

子供の数が多くて書ききれない場合は、世帯主のみ+「ご家族一同様」でまとめてしまいます。
上記の例を使うなら、

 

山田 太郎様
   ご家族一同様

 

というようになります。
はがきのスペースにもよりますが、
子供が3人以上いるならまとめてしまったほうがすっきりして見えます。

 

会社宛の年賀状は連名を避ける

 

会社宛の年賀状は連名を避けましょう。
連名だと「誰が保管するの?」と受け取る側も困ってしまいます。
連名ではなく、個別に出しましょう。

 

個別に出す時は、会社名、部署、肩書き、名前の順で書きましょう。
省略せず、「〇〇株式会社 〇〇部 部長 〇〇様」と書きます。
普段「〇〇部長」と呼んでいる延長で「〇〇部長様」と書きたくなりますが、それはNGです。
「部長 〇〇様」とします。

 

年賀状を連名で出す時のマナー 差出人を連名で出す場合

 

 

差出人であるこちらを連名とする時も、基本的には宛名を連名で出す場合と同じです。
姓は世帯主のみで、名前を揃えることなども同じです。
当たり前ですが、「様」や「くん」「ちゃん」といった敬称は不要です。

 

子供の数が多くて書ききれない場合、世帯主+「家族一同」とまとめます。
文字の高さを1文字目で揃えるというルールも同じです。

 

横書きの場合も同様のルールで!

 

宛先、差出人ともに、横書きの場合もルールは同じです。
マナー違反がないようにきちんと気をつけて書きましょう。

 

まとめ

  • ・宛先の夫婦両方とも知り合いの場合、連名で書くのがマナー
  • ・片方だけしか面識がなくても、連名で書く。順番は夫、妻、子供の順
  • ・名前は中間揃えではなく1文字目の高さを合わせる
  • ・夫婦と子供の名前を連ねて書く。多ければ世帯主+ご家族一同様でまとめる
  • ・会社宛の年賀状は連名NG。個別に出す
  • ・会社宛の年賀状は、会社名、部署、肩書き、名前の順で書く
  • ・差出人が連名の場合も同様