内定先に年賀状を出すのはマナー?書き方のポイントを教えます!
厳しい就活を勝ち抜き、無事内定を取って一安心……。
お世話になった人たちへのお礼も兼ねて年賀状を作って、さて、と気になることがあります。
果たして、内定先への年賀状は出すべきものなんでしょうか?
内定先への年賀状は出すべき?出さなくてもいい?
年賀状というのは新年の挨拶ですよね。
合わせて、「今年もどうぞよろしくお願いします」と今年お世話になるお願いもします。
そう考えると、今年からお世話になる内定先にも年賀状を出さなければならない気がしてきます。
ですが、まだお世話になってもいないところに挨拶をするのもなんだか変な気がします。
もし、何か心変わりややむを得ない事情で内定を辞退するかもしれませんし、
そうなったら年賀状を出すのはなんだか滑稽な気がしますよね。
内定先への年賀状は出すべきなのか、出さなくてもいいのか、悩むところです。
気になって調べてみても、「出すべき」とマナーを説いているところや
「出さなくてもいい」と言っているところと半々です。
企業側もまちまちで「年賀状を出さなかったとしてもそれで評価を下げたりはしない」と言っていたり、
「特に年賀状を出すことを求めていない」や
「新卒の名前を覚えておきたいので出してほしい」など
出す、出さないに関しては色々な意見があります。
なので結論としては、非常に曖昧ですが、
「その企業の雰囲気や風潮による」ということになってしまいます。
出さないよりは出した方が無難ではあります。
「点数稼ぎみたい」とか「人事へ媚びを売っていると思われないか?」と不安になるかもしれませんが、
企業側はそこまで深く考えていないので杞憂でしょう。
内定先へ年賀状を出す時のポイント!
ポイントその① 宛先は企業の人事部
宛先は採用を担当した人事部の担当者へ送るのがマナーです。
面接の時に名前がわかっているのなら、宛先は「〇〇社 人事ご担当 〇〇様」とします。
もしわからなければ、「〇〇社 人事部ご担当者様」でOKです。
採用担当者が複数いる場合は連名ではなく、
「〇〇社 人事部ご担当者様」にします。
また、企業へ送る場合の宛先として「〇〇社 御中」というのがありますが、
これは年賀状の宛先として使うのはNGです。
「御中」は企業そのものへと宛てる宛名ですので、新年の挨拶先としてはふさわしくありません。
ポイントその② 手書きは必須
履歴書もそうですが、就活には手書き至上主義という風潮があります。
内定先への年賀状もその一環で、印刷した年賀状よりは手書きの年賀状のほうがよいとされています。
「謹賀新年」の出だしや、年賀のイラストなどは印刷で構いませんが、
「4月から貴社でお世話になります。至らぬ点が多いとは思いますが、ご指導のほどよろしくお願いします」という一言くらいは手書きで添えておくのがよいでしょう。
ポイントその③ 言葉の使い方に注意!
言葉遣いには注意しましょう。
「丁寧にするにこしたことはない」と敬語に敬語を重ねて変な日本語になっていたりしては大変です。
また、尊敬語、謙譲語の間違いや誤字なども要注意です。
年賀状の文面には、賀詞と呼ばれる出だし部分があります。
「謹賀新年」「迎春」「Happy New Year」「あけましておめでとうございます」
など、賀詞には色々ありますが、この賀詞の使い分けにも気をつけなければなりません。
内定先への年賀状の賀詞には、「謹賀新年」や「謹んで新年のお慶びを申し上げます」など
「謹(つつしむ)」という字が入っている賀詞を使いましょう。
「迎春」は目下の相手へ出す年賀状の賀詞なので、使ってはいけません。
「あけましておめでとうございます」もややカジュアルな印象を与えるので、
マナー違反というほどNGではありませんが、あまりよろしくないでしょう。
まとめ
- ・内定先への年賀状は出しても出さなくてもいい
- ・出しておいた方が無難ではある
- ・宛先は企業の人事部へ。「御中」はNG
- ・文面はすべて手書きでも印刷でもOK。ただし印刷の場合、一言くらいは手書きの文を添えておくと◎
- ・敬語の間違いや誤字、賀詞の使い分けなど、言葉の使い方に気をつける!