海外に年賀状を出したい!気をつけたいポイントやマナーを解説!
「海外に住んでいる家族や知人に年賀状を出したい!」
そんな時はどうしたらいいのか、
気をつけたいポイントやマナーを解説していきたいと思います!
海外に年賀状文化はある?
海外に年賀状の文化はありません。
年賀状は日本だけの文化なのです。
では海外は1月1日に何もお祝いをしないのでしょうか?
答えはYESです。
海外では、宗教や文化により、「1年の始まり」のタイミングが違います。
日本でも聞いたことのあるところでいえば、中国のお正月でしょうか。
中国では旧暦の1月1日にあたる日を「春節」と呼び、その日を新年最初の日といて祝っています。
東南アジアでも4月頭にクメール正月があり
その日を1年の区切りとしてお祝いします。
キリスト教圏では、1月1日よりもキリストの降誕祭である12月25日をお祝いし、
1月1日は特に何も祝ったりすることはありません。
イスラム教では1月がラマダーンと呼ばれる断食の月になる年もあるため、
1月1日だからといってお祝いすることはありません。
1月1日だから盛大に新年を祝うのは日本くらいなものなのです。
1月1日は1月1日で、グローバルニューイヤーとして扱いますが特に何もしません。
自分たちの宗教や文化の新年を盛大に祝います。
なので、1月1日を正月としてお祝いしたり、
年賀状を出すというような文化は日本だけのものなんです。
海外に年賀状を出す時のポイント
海外に住んでいる家族や知人に年賀状を出す時には
いくつかのことに注意しなければなりません。
年賀状ではなく、グリーティングカードとして送る!
1月1日に新年を祝って年賀状を出すのは日本だけの文化なので、
海外在住の外国人の家族や知人に年賀状を出してもあまり意味は伝わりません。
私たち日本人も
「4月はクメール正月だから!」とクメール正月である4月に
ハッピーニューイヤーと書かれたはがきを受け取っても困惑してしまいますよね。
それと同じで、1月1日だからといって年賀状を出しても「だから何?」と困らせてしまいます。
なので年賀状というよりは、
寒中見舞いのような季節の挨拶のほうが相手も受け取りやすいです。
相手がキリスト教徒なら、クリスマスカードとして出しましょう。
「Merry Christmas and a Happy New Year」と書けばOKです。
しかし、クリスマスは本来キリスト教の行事なので
キリスト教徒以外の人に送るのはNGです。
海外に年賀状を出す時の値段はいくら?
年賀状という区分が海外にはないので、
海外に送る場合、ただのはがきとして処理されます。
海外にはがきを送る場合、70円ぶんの切手が必要です。
この値段は一律で、送る国によって値段が変わることはありません。
中国宛でもアメリカ宛でもどこ宛でも同じです。
年賀はがきは53円ぶんの切手が貼ってあるものとみなされているので
差額分である17円ぶんの切手を貼れば海外に送ることができます。
郵便局では、海外に年賀状を送るための差額分の17円切手を販売しています。
それを買い、年賀はがきに貼り付ければ海外に送ることができます。
海外に年賀状を出して届くのは何日?
通常のエアメールと同じ扱いになりますので、
年賀状だからといって1月1日に届けてくれるサービスはありません。
なので、1月1日に届けたい場合は逆算して投函するしかありません。
日本郵便のホームページで「お届け日数表/通常郵便物(航空便)」のページを参照し
逆算して投函しましょう。
海外は日本と違って郵便物の扱いが雑ですので、
汚れたり破れたり、場合によっては途中で紛失したために届かない場合もあります。
しかも、紛失時には補償もありません。
海外に送る時はそういったリスクを覚悟して送りましょう。
まとめ
- ・海外に年賀状文化はないので年賀状を送っても頓珍漢なことになる
- ・送るなら、年賀状としてではなく季節の挨拶として送る
- ・年賀状としてではなく、通常のエアメールとして処理される
- ・料金は一律70円、日数は国によって違うのでホームページでチェック!