喪中の年賀状はどうする?喪中の新年挨拶はどう変わるのかも解説!
さて、喪中はひっそりしめやかに過ごすのがマナーです。
そこに新年がかぶるとどうなるのか、わかりますか?
なんとなく「喪中はがきを出して……」というようなイメージはありますが、
具体的にどうすればいいのかイマイチわかってなかったりしませんか?
そこで、喪中の新年挨拶や年賀状についてのマナーをまとめてみました!
身内に不幸があったら喪中はがきを出す!
身内に不幸があった場合、喪中はがきを出します。
この喪中はがき、「身内に不幸がありました」というお知らせだけのものではありません。
「身内に不幸がありましたので、新年の挨拶は控えさせていただきます」というのが
喪中はがきの真の意味です。
なので、喪中はがきを出すということは
翌年の年賀状を送らないというお知らせになるわけです。
喪中はがきを送るのはいつまで?範囲はどこまで?
喪中はがきを送るのは遅くとも11月以内に!
喪中はがきを出すのは11月以内にします。
これは、故人がいつ亡くなったかを問わずです。
喪中はがきというのは「新年挨拶は控えさせていただきます」というメッセージですので、
年賀状を準備し始める時期より前に届いているのがベストです。
「せっかく年賀状を作ったのに、相手が喪中だから送れなくなってしまった……」
というのはもったいないですよね。
喪中はがきについてのマナーはまだ「これ!」というのが確立されていないので
喪中の相手に年賀状を送っていいのか否かは統一されていないのが現状です。
なので、喪中だろうと送ってしまっても失礼にはあたらないのですが、
一般的に、喪中の相手には年賀状を送らないという方で一致されつつあるようです。
喪中はがきを送る範囲は故人と関わりが深い人が一般的
喪中はがきを送る相手は故人と関わりがある人のみが一般的です。
故人の人間関係と自分の人間関係を切り分けて考え、
故人と面識がない人には通常通り年賀状を出すという人も増えてきています。
仕事先の上司や仕事の取引先などへの年賀状は
「喪中だから控えるべきなのか、でも挨拶しないと失礼になっちゃうかも……」と悩んでしまいますが
故人と面識がなければ年賀状を送ってもOKです。
喪中はがきについてのマナーが統一されていないのを逆手に取り、
「喪中だから年賀状を送りません」と喪中はがきを出すのもアリです。
年賀状を受け取るのはマナー違反ではない!
もし喪中なのに年賀状が来てしまっても、
「喪中なのに送ってきた! アイツは失礼なヤツだ!」と怒るのは筋違いです。
喪中はがきはあくまで、故人側からの新年挨拶を控えるという知らせであり、
「だから年賀状を送るな」という通告のものではありません。
年賀状が届いても送り返したりせず、きちんと受け取りましょう。
年賀状をもらった場合は1月8日以降に寒中見舞いとして返事を出しましょう。
その時には、「喪中で新年挨拶を控えさせていただいていました」という旨を添えておきましょう。
まとめ
- 身内に不幸があったら喪中はがきを出す!
- 喪中はがきを出すタイミングは遅くとも11月以内に!
- 喪中はがきを出す範囲は故人を知っている相手のみでOK
- 故人と面識がなければ通常通り年賀状を出してもマナー違反にはならない
- 年賀状を受け取るのも、喪中の相手に年賀状を送るのもマナー違反ではない!
喪中はがきについては、地域や年代、宗教でマナーが異なっているため
「これ!」というのがありません。
もし失礼をしてしまっても、真摯な気持ちで謝罪すればそれは相手にきちんと伝わります。
お互い気持ちのいい新年を迎えられるようにしたいですね。