年賀状の返事はどう出す?マナーや文例を紹介します!

 

年賀状はもらいっぱなしでは失礼です。
年賀状は新年のお祝いと挨拶ですから、やはり返すのがマナーというものです。

 

でも、年賀状自体はともかくとして、
年賀状の返事についてはいまいちわからないですよね。
最近は年賀状自体の文化も薄れてきていますし、
年賀状に返事を出すことも馴染みが薄くなっています。

 

そこで、年賀状の返事を出す時のマナーや文例について解説していきたいと思います。

 

年賀状の返事は1月7日までに出すのがマナー!

 

 

年賀状の返事は松の内である1月7日まで出すのがマナーです。

 

年賀状は元日のうちか、どんなに遅くても三賀日までに受け取るものです。
元日や三賀日に年賀状を受け取ってから返事をするなら、やはり早いうちが良いでしょう。
そういう理由から、年賀状の返事は松の内のうちに出すのがマナーとされています。

 

新年に年賀状を受け取ってから準備で慌てふためくことのないよう、
年賀状のお礼用のはがきも年末のうちから用意しておくといいかもしれませんね。

 

お礼をメールやSNSのメッセージで出すのはNGです。
よほど親しくない限り、年賀状には年賀状で返すべきです。
友人同士の「年賀状受け取ったよ! ありがとう!」くらいの軽いものなら
メールやSNSのメッセージでも構いませんが、
仕事の上司や取引先の相手など、目上の人へのお礼ははがきで出すべきです。

 

どうしてもはがきの用意が間に合わず、メールで出す場合は
「メールで失礼いたします」と一言添えましょう。

 

1月7日に遅れたら寒中見舞いとして出す!

 

 

年始は実家に帰省していて自宅におらず、
三賀日が終わってから家に帰るという人もいますよね。
三賀日が終わって帰って、そこから年賀状の返事を用意するとなると
松の内までに準備が終わらないですよね。

 

そういう時は、年賀状としてではなく寒中見舞いとして出します。

 

寒中見舞いとして出す時の文例

 

文例としては、以下のようになります。

 

寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年賀状を頂き、ありがとうございました
年末年始にとりまぎれ ご挨拶が遅れましたことをお詫び申し上げます
今年もよろしくお願いします

 

日付は「令和2年1月吉日」としましょう。
具体的に日付を書くのはNGです。
締めの日付部分は、年賀状における締めの「令和2年1月元日」の代わりです。
1月1日に出していないので、元日という言葉は当然使えませんよね。
だから元日の代わりに「吉日」と書くわけです。

 

「あけましておめでとうございます」「謹賀新年」など新年のお祝いの言葉や
拝啓、敬具などを書く必要はありません。

 

はがきは年賀はがきではなく、通常のはがきで出します。
年賀はがきで出すのはNGです。
余った年賀はがきは郵便局で通常のはがきと交換してもらえるので
通常のはがきがなければ交換して用意しましょう。

 

喪中なのに年賀状が来た時に返事は出すべき?

 

急に身内に不幸があったせいで喪中はがきを出すのが遅れてしまい、
喪中なのに年賀状が届いてしまうことってありますよね。

 

「喪中だから年賀状は出さない、けれど年賀状のお礼はするのがマナーだから……」
と、お礼の年賀状を出すべきなのかどうか迷いますよね。

 

年賀状を受け取ったら、年賀状としてではなく寒中見舞いとして返事を出しましょう。
その時には、喪中の連絡が遅れたことを詫びる一言を添えましょう。

 

まとめ

  • ・年賀状には年賀状でお礼をするのがマナー
  • ・年賀状の返事は1月7日(松の内)までに出す
  • ・返事が1月7日以降になる時は年賀状としてではなく寒中見舞いとして出す
  • ・喪中なのに年賀状が来た時は寒中見舞いで返事を出す